Dockerfile の WORKDIR 命令 【Docker 入門 学習サイト】

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Dockerfile の WORKDIR 命令は後続のRUN、CMD、ENTRYPOINT、ADD、またはCOPYの作業ディレクトリを設定します。 WORKDIRコマンドは以下のように書きます。

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dockerfileのWORKDIR

Dockerfile の WORKDIR 命令は後続のRUN、CMD、ENTRYPOINT、ADD、またはCOPYの作業ディレクトリを設定します。 WORKDIRコマンドは以下のように書きます。

WORKDIR /path/to/directory

例えば、以下のように書くことができます。

WORKDIR /app

この例では、作業ディレクトリを「/app」と指定しています。この後のRUN、CMD、COPYなどのコマンドが実行される際に、そのディレクトリが作業ディレクトリとして使用されます。

Dockerfile WORKDIR 実例 : flaskアプリで WORKDIRを使う

以下はnginxのDockerコンテナの例で、WORKDIR を使用する方法です。 後続のCOPYコマンドの作業ディレクトリを変更するために、WORKDIR命令を実行しています。

# ベースイメージを指定
FROM nginx:latest

# コンテナ内での作業ディレクトリを設定
WORKDIR /usr/share/nginx/html

# ファイルやアプリケーションをコピーする例
COPY index.html index.html
  1. nginx:latest イメージをベースにしています。これは最新のnginxイメージを使用しますが、バージョンを指定することもできます。
  2. WORKDIR /usr/share/nginx/html を使用して、コンテナ内の作業ディレクトリを /usr/share/nginx/html に設定しています。これはnginxのデフォルトの静的コンテンツディレクトリです。
  3. COPY index.html index.html を使用して、ホストマシンの index.html ファイルをコンテナ内の作業ディレクトリにコピーしています。これにより、nginxがこのファイルを提供する静的ウェブコンテンツとして使用できます。