プログラミング学習サイト

プログラミングの学習を開始される方を対象としたプログラミング入門サイトです。

countの使い方 【Terraform】

参考 : https://developer.hashicorp.com/terraform/language/meta-arguments/count

terraformのcountの使い方

Countは、Terraform言語で定義された構文です。使用できますモジュールとすべてのリソースタイプを使用します。 countは整数を生み出し、多くの同一のインスタンスリソースを作成します。

以下のコードは、Terraformを使用してAWS EC2インスタンスを作成するためのものです。以下は各部分の説明です。

resource "aws_instance" "server" {
    count = 4 # create four similar EC2 instances  
    ami           = "ami-a1b2c3d4"  
    instance_type = "t2.micro"  
    tags = {
        Name = "Server ${count.index}"  
    }
}
  1. count = 4:

    • count は、Terraformに同じリソースを複数作成するように指示します。
    • この場合、4つの同じEC2インスタンスが作成されます。
  2. ami = "ami-a1b2c3d4":

    • ami プロパティは、インスタンスを起動するためのAmazonマシンイメージ(AMI)のIDを指定します。
    • "ami-a1b2c3d4" は使用するAMIのIDです。
  3. instance_type = "t2.micro":

  4. tags ブロック:

    • tags ブロックは、リソースにメタデータを追加するために使用されます。
    • Name = "Server ${count.index}" は、各インスタンスに一意の名前を付けます。${count.index} は、カウントループのインデックスを参照し、Server 0, Server 1, Server 2, Server 3 のように名前が付けられます。

このコードを実行すると、以下の設定を持つ4つのEC2インスタンスが作成されます:

  • AMI ID: ami-a1b2c3d4
  • インスタンスタイプ: t2.micro
  • タグ名: Server 0, Server 1, Server 2, Server 3

The count Object

カウントが設定されているブロックでは、追加のカウントオブジェクトは${count.index}式で参照できるため、各インスタンスの構成を変更できます。 このオブジェクトには1つの属性が所属しています

  • count.index - 個別のインデックス番号(0で始まる)に対応する

countで作成されたオブジェクトを外部から参照する

個別のインスタンスの参照のためには<TYPE>.<NAME>[<INDEX>] または module.<NAME>[<INDEX>]が活用できます (例えば, aws_instance.server[0], aws_instance.server[1]で参照できます)

countではなくfor_eachを使うべきとき

作成されるインスタンスがほぼ同一である場合、countが適切です。 逆に、各リソースで細かい設定が必要な時にはfor_eachを使う必要があります。

しかし基本的には、for_eachを利用する前に、countcount.indexを使用して可能な限りシンプルに保つことをお勧めします。

variable "subnet_ids" {  
  type = list(string)
}

resource "aws_instance" "server" {
  # Create one instance for each subnet  
  count = length(var.subnet_ids)  
  ami           = "ami-a1b2c3d4"  
  instance_type = "t2.micro"  
  subnet_id     = var.subnet_ids[count.index]  
  tags = {
    Name = "Server ${count.index}"  
  }
}

このコードは、特定の条件下では壊れやすくなります。以下の理由が考えられます。

問題点

  1. count.indexの使用:

    • count.index を使用して subnet_id を設定していますが、これはリストのインデックスを直接参照しています。subnet_ids のリストが変更された場合、たとえばサブネットが追加または削除された場合、期待されるインデックスと実際のインデックスがずれる可能性があります。これにより、誤ったサブネットIDが割り当てられるリスクがあります。
  2. countの動的な変更:

    • countsubnet_ids の長さに依存しています。subnet_ids の数が変更されると、インスタンスの数も動的に変更されます。インフラストラクチャが変更されると、予期せぬスケーリングや削除が発生する可能性があります。
  3. インデックス範囲外エラー:

    • subnet_ids が空のリストまたは不足している場合、count.index にアクセスすると範囲外のインデックスエラーが発生する可能性があります。これにより、Terraform計画の実行時にエラーが発生します。

改善案

  1. for_eachの使用: for_each を使用すると、リストのインデックスに依存せずに安全にリソースを作成できます。

  2. リストのバリデーション: リストが空でないことを確認するバリデーションを追加します。

このように、for_each を使用することで、リストのインデックスに依存せずに安全にリソースを作成でき、リストの変更によるエラーを防ぐことができます。

https://developer.hashicorp.com/terraform/language/meta-arguments/count

page:https://minegishirei.hatenablog.com/entry/2024/06/10/202719