参考 : https://ss64.com/bash/apt.html
apt
ソフトウェアパッケージ(debian/ubuntu)を検索してインストールします。
apt
は、最も一般的に使用されるapt-get
のサブセット(apt-getの部分集合)であり、apt-get
を使用して、より低レベルでのパッケージ管理オプションを使用可能です。
apt コマンドラインツールは、直感的なコマンド、生成される動作、セキュリティ機能を備えた、よりハイレベルのユーザーインターフェイスをエンドユーザーに提供します。対照的に、apt-get コマンドは Linux のコアプロセスとより密接に通信するローレベルのインターフェースです。
from https://aws.amazon.com/jp/compare/the-difference-between-apt-and-apt-get/
aptのオプション一覧
autoclean
- 古いパッケージのキャッシュファイルを削除します。- 使用ケース: ディスクスペースを節約するため、不要な古いキャッシュファイルを削除したい場合。
- コマンド例:
sudo apt autoclean
autoremove
- 不要なパッケージを自動的に削除します。- 使用ケース: パッケージの依存関係が不要になったときに、それらを自動的に削除したい場合。
- コマンド例:
sudo apt autoremove
build-dep
- 指定されたパッケージのビルドに必要な依存関係をインストールします。- 使用ケース: 特定のソフトウェアをソースからビルドするために必要なライブラリやツールをインストールしたい場合。
- コマンド例:
sudo apt build-dep git
changelog
- パッケージの変更履歴を表示します。- 使用ケース: パッケージの最新バージョンでの変更点や修正内容を確認したい場合。
- コマンド例:
apt changelog git
clean
- すべてのダウンロード済みパッケージファイルを削除します。- 使用ケース: システムのキャッシュディレクトリをクリーンアップして、ディスクスペースを解放したい場合。
- コマンド例:
sudo apt clean
check
- パッケージの壊れた依存関係がないか確認します。- 使用ケース: システムの依存関係が正しいか、壊れていないかを確認したい場合。
- コマンド例:
sudo apt check
dist-upgrade
- システム全体を最新バージョンにアップグレードします。- 使用ケース: システムを最新のパッケージバージョンにアップグレードし、依存関係も自動的に処理したい場合。
- コマンド例:
sudo apt dist-upgrade
download
- 指定されたパッケージを現在のディレクトリにダウンロードします。- 使用ケース: パッケージをインストールせずにローカルに保存しておきたい場合。
- コマンド例:
apt download git
full-upgrade
- システム全体を最新バージョンにアップグレードし、パッケージの依存関係を自動的に管理します。- 使用ケース:
dist-upgrade
と同様に、システムを最新の状態に保ち、さらに依存関係の変更が必要な場合も自動的に処理したい場合。 - コマンド例:
sudo apt full-upgrade
- 使用ケース:
help
- aptコマンドのヘルプを表示します。- 使用ケース:
apt
コマンドの使用方法やオプションを確認したい場合。 - コマンド例:
apt help
- 使用ケース:
install
- 指定されたパッケージをインストールします。- 使用ケース: 新しいソフトウェアやライブラリをインストールしたい場合。
- コマンド例:
sudo apt install git
list
- パッケージのリストを表示します。- 使用ケース: システムにインストールされているパッケージや、利用可能なパッケージの一覧を確認したい場合。
- コマンド例:
apt list
policy
- パッケージの優先順位とインストール候補を表示します。- 使用ケース: パッケージがどのリポジトリからインストールされるかや、インストール候補のバージョンを確認したい場合。
- コマンド例:
apt policy git
purge
- 指定されたパッケージを完全に削除します(設定ファイルも含む)。- 使用ケース: ソフトウェアとその設定ファイルを完全に削除したい場合。
- コマンド例:
sudo apt purge git
remove
- 指定されたパッケージを削除します(設定ファイルは残ります)。- 使用ケース: ソフトウェアを削除したいが、設定ファイルは残しておきたい場合。
- コマンド例:
sudo apt remove git
search
- パッケージを検索します。- 使用ケース: 特定のソフトウェアや機能を提供するパッケージを検索したい場合。
- コマンド例:
apt search SEARCH_TERM
show
- 指定されたパッケージの情報を表示します。- 使用ケース: パッケージの詳細情報(依存関係、バージョン、説明など)を確認したい場合。
- コマンド例:
apt show git
source
- 指定されたパッケージのソースパッケージをダウンロードします。update
- パッケージリストを更新します。- 使用ケース: パッケージリストを最新の状態にして、新しいバージョンのソフトウェアをインストール可能にしたい場合。
- コマンド例:
sudo apt update
upgrade
- インストールされているパッケージを最新バージョンにアップグレードします。- 使用ケース: インストールされているソフトウェアを最新バージョンに更新したい場合。
- コマンド例:
sudo apt upgrade
apt
とapt-get
は、インストールされたパッケージの同じリストを共有するようになりました。そのため、同じ意味で使用できます。
aptと関わりがある設定ファイル一覧
/etc/apt/sources.list
- Debian系のLinuxディストリビューション(例: Ubuntu、Debian)でAPT(Advanced Package Tool)が使用するパッケージリポジトリの情報を記述した設定ファイルです。
/etc/apt/sources.list.d/
が存在するため、通常は編集は必要ありません。- パッケージ追加のために
deb
コマンドを使えます deb http://ppa.launchpad.net/some/ppa/ubuntu focal main
- 追加後には
sudo apt update
を実行しないと反映されません。
/etc/apt/sources.list.d/
サンプルファイルは以下の通りです
# See http://help.ubuntu.com/community/UpgradeNotes for how to upgrade to # newer versions of the distribution. deb http://archive.ubuntu.com/ubuntu focal main restricted deb http://archive.ubuntu.com/ubuntu focal-updates main restricted deb http://archive.ubuntu.com/ubuntu focal universe deb http://archive.ubuntu.com/ubuntu focal-updates universe deb http://archive.ubuntu.com/ubuntu focal multiverse deb http://archive.ubuntu.com/ubuntu focal-updates multiverse deb http://archive.ubuntu.com/ubuntu focal-backports main restricted universe multiverse
/etc/apt/apt.conf
- aptの設定ファイルです。
- プロキシ設定: ネットワーク経由でAPTを使用する際のプロキシ設定。
- キャッシュ管理: パッケージのキャッシュをどのように管理するかの設定。
- アップデートポリシー: 自動アップデートの設定。
- その他のオプション: ダウンロードのリトライ回数、タイムアウト時間などの設定
- aptの設定ファイルです。
/etc/apt/apt.conf.d/
- aptの設定ファイルを集めれます。
Acquire::http::Proxy "http://proxy.example.com:8080/"; APT::Cache-Limit "100000000"; APT::Periodic::Update-Package-Lists "1"; APT::Periodic::Download-Upgradeable-Packages "1"; APT::Periodic::AutocleanInterval "7";
/etc/apt/preferences.d/
/var/cache/apt/archives/
/var/cache/apt/archives/partial/
/var/lib/apt/list/
/var/lib/apt/list/partial/
例
これらの例では、/etc/apt/sources.listには、少なくとも1つのソフトウェアリポジトリのWebアドレスが既に含まれていると想定しています。
ローカルソフトウェアデータベースを同期します リポジトリデータベース(ビルドキャッシュ)を使用してください。
$ sudo apt-getアップデート
この場合、特定のプログラム(キャッシュを検索)を検索します。
$ apt-cache search gimp
上記が成功した場合、ソフトウェアが利用可能で、インストールできます。
$ sudo apt-get install gimp
ソフトウェアが不要になった場合は削除するには:
$ sudo apt-get gimpを削除します
システム上のすべてのソフトウェアを最新のバージョンにアップグレードします。
$ sudo apt-getアップグレード
Linuxディストリビューション全体を新しいバージョンにアップグレードします。
$ sudo apt-get dist-upgrade
「コレクションを持っていることには何の問題もありませんが、それがあなたのスペースを圧倒すると問題になります。あなたがそれを適切に表示していないとき、あなたはそれを楽しんでおらず、それは乱雑に変わります」〜niecy nash