Oracle Bronze SQLで出てくる基礎的な用語を集めました。
SQL用語集
リレーショナルデータベース
直訳すると 「整理された関係性のあるデータベース」。
アプリケーションのデータを格納するためのソフトウェアのことであり、表形式で整理する。
DBMS(リレーショナルデータベースマネジメントシステム)ともよぶ。
データベースを管理するために使用する専用のソフトウェア。
データベース
データを一定の規則にしたがって格納し、効率よく利用できるようにしたもの。
データベースやリレーショナルデータベースやテーブルの親子関係は以下の通り
リレーショナルデータベース(ソフトウェアのこと)>データベース(表やそれにまつわる機能を集めたもの) > テーブル(表のこと)
行(ROW)
横一列方向を指す。
データ数が増えるほど縦に長くなり、行が増える
| 1行 | 1行 | 1行 | 1行 | 1行 | 1行 | 1行 |
| --- | --- | --- | --- | --- | --- | --- |
| 2行 | 2行 | 2行 | 2行 | 2行 | 2行 | 2行 |
列(COLUMN)
縦一列を指す
テーブルの項目が増えるほど横に長くなり、列が伸びる
| 1列 | 2列 |
| --- |--- |
| 1列 | 2列 |
| 1列 | 2列 |
| 1列 | 2列 |
| 1列 | 2列 |
| 1列 | 2列 |
| 1列 | 2列 |
フィールド
値を格納する部分。
値は一つだけ格納することしかできない。非構造化データを扱う場合でない限りは。
NULL値
フィールドに値が格納されていない状態を表す特殊な値。
0や空白値とは異なる
主キー
一意に識別するための列(または、列の組み合わせ)」です。
表の中で一つだけ指定することができます。
主キーには重複した値を格納したり、NULL値を含めたりはできない。
外部キー
同じ表または他の表の主キー(または一意キー)を参照する列のこと。
外部キーの列にはNULL値を含めることができます。
重複した値を含めることができる
射影
特定の列のみを取り出す機能
例)会社の雇用データベースのうちから全ての社員番号と名前を取り出すこと
選択
特定の行を取り出す機能
例)会社の雇用データベースのうち100で始まる社員を全て取り出すこと
結合
2つ以上のデータベースを組み合わせて使うこと
例)所属部署コードが記載された社員データベースと部署コードと部署名が対応したデータベースをくっつけて
社員データベースに部署名をくっつけること
SQL文の分類
SQL(Structured Query Language)は、データベースで使用される標準的な問い合わせ言語です。
データの操作、定義、制御、およびトランザクションの管理など、幅広い機能を提供します。主に4つのカテゴリに分類されます。
DML(Data Manipulation Language: データ操作言語)
DMLは、データベース内のデータを直接操作するための言語です。これにより、データの追加、変更、削除、または取得など、基本的なデータ操作が可能になります。一般的な操作には、レコードの選択や特定条件下でのデータの更新が含まれます。
DMLの例:
SELECT
文: データの取得を行います。条件に応じて、一つまたは複数の列からデータを抽出します。INSERT
文: データベースに新しい行を挿入します。指定したテーブルに新しいデータを追加します。UPDATE
文: データベース内の既存の行を更新します。指定した条件に基づいて、特定の列の値を変更します。DELETE
文: データベースから行を削除します。指定した条件に一致する行を削除します。MERGE
文: ソーステーブルとターゲットテーブルの間でデータを比較し、条件に応じてデータを挿入、更新、または削除します。
DDL(Data Definition Language: データ定義言語)
DDLは、データベースオブジェクト(テーブル、ビュー、インデックスなど)を定義および管理するための言語です。データベースの構造を作成、変更、および削除するために使用されます。データベースのスキーマを定義し、整合性を維持します。
DDLの例:
CREATE
文: データベースオブジェクト(テーブル、ビュー、インデックスなど)を作成します。ALTER
文: データベースオブジェクトの構造を変更します。列の追加、削除、または変更を行います。DROP
文: データベースオブジェクトを削除します。削除されたオブジェクトの定義とデータが完全に消去されます。RENAME
文: データベースオブジェクトの名前を変更します。TRUNCATE
文: テーブルのデータを削除しますが、テーブルの構造は変更されません。COMMENT
文: データベースオブジェクトに関するコメントを定義します。
DCL(Data Control Language: データ制御言語)
DCLは、データベースへのアクセス権を管理するための言語です。ユーザーに対する権限の付与や取り消しを行います。データベースのセキュリティを強化し、機密性を保護します。
DCLの例:
GRANT
文: 特定のデータベースオブジェクトに対するアクセス権をユーザーに付与します。REVOKE
文: ユーザーから特定のデータベースオブジェクトへのアクセス権を取り消します。
トランザクション制御
トランザクション制御は、データベース内でのトランザクションの処理を管理するための言語です。トランザクションの一貫性、永続性、および隔離性を確保し、データベースの正確性を保持します。
トランザクション制御の例:
COMMIT
文: トランザクションの変更を確定し、データベースに反映します。ROLLBACK
文: トランザクションの変更を取り消し、変更前の状態に戻します。SAVEPOINT
文: トランザクション内の特定の地点で保存点を設定し、後でこの地点までトランザクションをロールバックできるようにします。
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