ラポール形成のために必要な3つのセリフ

前回、信頼関係を構築するための戦略についてお話ししました。

minegishirei.hatenablog.com

今回は、信頼関係を構築するために言ってはいけないことと、それをどのように変換するべきかをお話しします。

「しかし」→「そして」

「しかし」という言葉を使いたいときはいつでも、「そして」に置き換えてください。 「しかし」という言葉は、それ以前に言われたことすべてを否定します。

そうではなく、「それは本当だけど…」と言う代わりに

「それは本当だ、そしてここにも真実である何かがある」

または「それは興味深いアイデアだ、そしてこれについて別の考え方がある」

と言いましょう。

相手を否定することだけは絶対にいけません。

共通点を見つける

共通点を見つけることは、対人関係を円滑にするためのテクニックです。 「戦争の心理学」の中で「相手も同じ人間だ」と想像力を働かせることで、戦闘員の攻撃性が減少したのを確認しました。 反対に、相違点を見つけること、類似点に目をつむることは攻撃性を助長させる一端になります。

共通点を見つけ続けることが、相互理解への第一歩となります。

ラポールの定義は、共通感です。人は自分のような人が好きです。したがって、信頼関係を築きたい場合は、共通性を示す必要があります。

共通点を見つけることで、信頼関係を築く上で重要な「安全性」と「帰属性」の環境を作り出すことができます。

https://www.callcentrehelper.com/the-right-to-build-rapport-with-a-caller-32541.htm

「確かに、絶対」→「私にはそう見える」

控えめな自信の観点から物事を表現します。

「確かに」または「間違いなく」と言う代わりに、「私には…に見える」、「そうであると想像します…」、「私が間違っていなければ…」と表現を変えましょう。

from https://www.mentorist.app/action/words-and-phrases-that-create-rapport/

絶対:固定概念の塊

「絶対そうだって!」などのように「絶対」を口癖にして話す人は、自分の価値観を人にも押し付けたい性格と言えます。

  1. 世の中に絶対のことなど存在しないです。いくつかの前提条件があるはずですが、それを飛ばしています。

  2. 「絶対」と言い切ることは「人は皆それぞれ異なるバックグランドを持つ」という前提条件を飛ばし、自ら体験した経験を相手も同じだと断定する行為です。

理由もなく「絶対」を多用する人は、子供っぽい一面を持っている可能性が高いでしょう。

そうではなく、一歩引いた「私にはそう見える」という外部からの意見を述べることが、1on1での相手を冷静に俯瞰できる状態への遷移に繋がるはずです。

名前を覚えて名前で呼ぶ

これは、新しい顧客、顧客、または同僚と電話で信頼関係を築くのに役立ち、リスニング スキルを示すのにも役立ちます。

会話中通話の最後のさようならの間にその人の名前を繰り返すことを検討してください。

人間のほとんどの問題は「自己重要感」

そもそも、人間のほとんどの問題は「自己重要感」を感じることができないことに帰着します。

多くの人々の問題の原因を、自分自身を軽蔑し、自分には価値がなく、愛される能力がないと考えていることにあると理論付けました。

from https://en.wikipedia.org/wiki/Self-esteem#Theories

すべての人間は、例外なく、単に事実として、他のすべての人から無条件に尊敬されるに値します。彼は自分自身を尊重し、尊重されるに値します。[15]

名前を覚えることは、「自分が目の前にいる人」から「無条件に尊敬(重要)」であると思わせることに繋がるのです。

title:信頼関係を構築する10のフレーズ